2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧
前回アイヌ民族も大乗仏教も地上に生きる者はどれもが神の変化身であると見ていると言いました。だから地上に生きる者は神の子あるいは子としての神であると言えます。 日本の皇室は先祖を天の神として自分達を天孫としていますが、これは人間は親から子、子…
アイヌ民族が行う儀式にイヨマンテという儀式があります。 イヨマンテとは熊祭りとか熊送りの意味で、育てた熊を1〜2年後に屠殺して魂と肉体を分離し、神である魂を天に送り残された肉をみんなでありがたく頂く儀式のようです。 この儀式の意味内容ですが…
イスラム教では自分たちを啓典の民としていますよね。神の真理の言葉が書かれた経典を所有しているからでイスラム教だけでなくキリスト教徒やユダヤ教徒も啓典の民であるとしています。 開祖のムハンマドのころはあの地域では仏教は知られていなかったでしょ…
前回、無というものをただ単に何にもないことと考えるから神の根本的な心、あわれみの心を考えることができないと言いましたが、悪の問題も同じです。 キリスト教はアダムとイブが禁断の果実を食べたことにより悪が行われるようになったとしていますよね。こ…
キリスト教では神の人間に対する愛をアガペーと言いますよね。仏教は仏の慈悲と言います。また時々は大悲と言ってあわれみの心を強調します。 キリスト教の勉強を始めてしばらく経った頃あるクリスチャンが「キリスト教の神の愛には仏教の言うようなあわれみ…
私は新約聖書の終わりにある「ヨハネの黙示録」は誰か一人の人間が死んでいくときに経験する精神的現象のことだと理解しました。 仏教に「チベットの死者の書」というものがありますが同じようなものだと思われる。「チベットの死者の書」はふたつあるそうで…
仏教もキリスト教も救済のことを言っています。初期仏教では救済を言いません。神=永遠のブツダ の啓示の核心である大乗仏教において盛んに救済のことが言われています。 今の私の教学的知見ではキリスト教が示している救済観は不充分なものに思われます。…
私は昭和の終わりに仏教に会い興味を持ち以来独学で勉強して来たのですが、キリスト教は最大の宗教でありこの数百年はキリスト教が主導となって世界を牽引してきたので、途中からはキリスト教も研究してきました。 正直に言うとキリスト教には教学的な疑問を…