kosame21のブログ 人生の目的

なぜ生まれなぜ死んでいくのかは決して永遠の謎ではありません。仏教はそれを説明しています。その具体的な説明を第一回「人生の目的」(2021.9.07)から第四十三回「新しい時代に向けて」までに書きました。どうぞ読んでみてください。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

弱肉強食

なぜ鹿はライオンに捕まって食べられてしまうのか、神はなぜ弱肉強食のような関係を作ったのかについて考えてみます。 これもやはり善巧方便なのだろうか? 実はその通りです。鹿、ライオン、両方が救われるように神が方便としてこの現象を作ったのです。 ラ…

死は一つの救いの法門

この辺で「死とは何か」について話してみたいと思います。 おそらく人間だけが命の危険がない時でも死のことを考えて思い悩むのでしょうね。私も確か中学一年の時に死を意識しました。名前で示されるような自分という存在が生まれてから死ぬまであって、死に…

衆生済度

大乗仏教の重要な概念のひとつに「衆生済度」という用語があります。今日はこのことばに関しての私の見解を述べてみます。 衆生はまた「有情」とも言い「人々」や「心を持つ者」を意味します。そして普通は地上に生きる個人、個物の集まりを衆生と言っている…

なぜ神は分かれて存在するのか

前回の終わりに「この薬の色、香、味わい良きを知りて」とは「自然という色、香、味わい良きもの」という意味だと言いましたが、この味わい良きものということで私がふと思い出した体験を書いてみます。 若い頃どこかでアルバイトをしていた時のことです。暑…

神はなぜ隠れているのか

最初の方で、二つの疑問があり後で説明をすると言いました。その話をしてみます。「神はなぜ潜在意識の奥のほうに隠れているのか」と「なぜ神は無数と言っていいほどに分かれて存在するのか」です。 まず最初の方ですが、神はわざわざ方便でもって隠れている…

物質と反物質

さてこれまで様々な種類の無明が潜在的に無数にあると言ってきました。なぜあるのか、本当に無数にあるのかという疑問を持つ人もいると思います。 なぜあるのかは私には答えられません。しかしそういう霊が確かにあるというのは経験上誰も否定できないと思い…

法門無量

今までの話で「たましいが豊かになるためにはどのようなことをすれば良いか」も大分わかったと思います。すなわち出会ったものと肯定的に一致していく、正しい感覚正しい感情を保つということです。思考も行為の一つですが思考を除いた行為についてもう少し…

いじめ問題

これまでの話でたましいを豊かにするためにはその時々の感覚や感情が大切であることをわかってもらえたと思います。それも正しい感情ですよね。他を好きになったり、愛したり、尊敬したり、称賛している想いです。 この観点から私は今の学校でのいじめ問題を…

授かりもの

男女の合一により女性は相手の「破壊、暴力」という迷いの強い霊を救ってやりました。だからでしょうか、その果報として新しい命が創造され子供を授かります。 そして母乳やスキンシップで愛情の心を注ぎながら子育てを始めます。愛情の心に満ちている時(こ…

情欲について

ジークムント・フロイトという有名な精神分析家が「リビドー・性欲本能の底には恐ろしい破壊本能が潜んでいる。だから人間は理性でもってその暴力本能、破壊本能を抑制しなければならない。」というような意味のことを言っていましたが、私の性欲本能に対す…

究極的真理 人がある、物がある

今日は今までの話から大乗仏教の教理としてかなり重要と思われるものいくつかを説明してみようと思います。 現実の世界は神、永遠のブッダの方便の力(救いの手段、教えの方法)がさまざまに行き渡っていますが、その中から教学的な二つの方便を取り上げてみ…

法空の境地

「物質が実在しない」という境地、と聞くと何か難しいことのように思うでしょうが、実は誰もが普段経験しています。 ある景色、たとえば富士山に見とれている時その心は「美」という心を通して「みにくい」という心が瞬間瞬間に浄化され、そのためにプラスと…

本当の空(くう)

前に永遠のブッダは迷いの霊を救うためにわざわざ方便としてどの迷いの霊にもその肉体を自分だと思わせていると言いました。この理由が前回の「主観と客観の一致」の話でわかると思います。 迷いの霊は常に自分の心と肉体、そしてそれ以外の物質現象、と自と…

大円鏡智 精霊のはたらき

哲学用語としての「真理」とは「主観がその対象の本質を正しく把握すること」のようです。すなわち「主観(自分の思考)の理性による認識と客観(思考の対象)の本質の一致」すなわち「主観と客観の一致」です。 さあこれを理性ではなく感性に適用しましょう…