kosame21のブログ 人生の目的

なぜ生まれなぜ死んでいくのかは決して永遠の謎ではありません。仏教はそれを説明しています。その具体的な説明を第一回「人生の目的」(2021.9.07)から第四十三回「新しい時代に向けて」までに書きました。どうぞ読んでみてください。

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ユダヤ人はなぜキリストを憎んだのか

イエス・キリストはなぜ当時の多くのユダヤ人から憎まれたのか。律法学者やファリサイ派の人々は何回も批判されていたから憎んで当然ですが、一般の民衆もかなり多くが彼を憎んだようです。 様々な奇跡を行ない多くの民衆を引きつけ、エルサレムに入る時には…

マルキオンに立ち戻ってはどうか

今までかなりキリスト教を批判してきました。真剣な気持ちでやっています。なぜかというとキリスト教が変わらないと世界は良くならないと思うからです。 キリスト教は旧約の神も父としての神としていますよね。だから旧約も聖書と言うのでしょう。そうすると…

十字架に関する私見

ユダヤ人が神に選ばれた特別な民でその延長としてイエスがユダヤ人として生まれてきたのではない。ユダヤ人が悪魔崇拝者のモーセに選ばれてアダムとイブの罪の一つの象徴であるモーセの律法を信奉する民だったからそれを否定すべくイエスはユダヤ人として生…

モーセの律法は罪が増し加わるため

アダムとイブが禁断の果実を食べた時天使ルシファーが「(さあその知恵の木の実でもって)地に満ちて地を従わせよ。、、生き物をすべて支配せよ。」と言ったのだと思う。従ってこの言葉は創造神のものではなくキリスト教が云うサタンの言葉です。 モーセの神は…

異端とされたマルキオン

私がアダムとイブが犯した罪について前回書いたような仮説を思いついた理由は、宗教に関しての私の見解やキリスト教への疑問点などがいくつか重なったからです。 「文明は人間の優れた特性ではなく、アダムとイブの罪によるもの」「イエス・キリストも文明を…

アダムとイブに何があったのか

旧約の創世記3に有名なアダムとイブの話が書かれています。蛇に誘惑されて二人が禁断の木の実を食べてしまう話です。食べると死んでしまうから善悪の知識の木からは食べてはならないと神に命じられていたのに食べてしまい楽園を追われた、という事件。 この…

イエス・キリストは文明を否定している

新約聖書のヨハネの黙示録に関しては以前「死者の書」ではないかと問題提起しました。ある個人が死んで行くときに経験する精神的現象で、仏教の「チベットの死者の書」と基本的に同じものであると。 もちろん私は生死の境目を経験したことはありませんから詳…

文明は人間の本質ではない

今の私は文明は人間の優れた特性によりもたらされたもの、とは考えないようになりました。 仏教を学んで人間の本当の知性を知るようになってからは、文明は優れた特性どころかアダムとイブが罪を犯したことにより人間が獲得したものであると思うようになりま…

回向 6 千の風になって3

もうひとつ大変驚いたことがあります。 この詩は段々と西洋人の間で評判になり、イギリスである年に最も愛される詩を調査した時この詩が最も愛される詩となったそうです。 キリスト教ではこの詩に通じるような神学は無いはずなのになぜこれほど受け入れられ…

回向 5 千の風になって2

メアリー・フライの詩を始めて見た時は本当にびっくりしました。キリスト教の伝統の中で生きてきた西洋人がこのような宗教観を持つとは思いもよらなかったからです。 学校に行かず、おそらく教会に行くこともなかったでしょうから、却ってそれが良かったのか…

回向 4 「千の風になって」は真理である

さてここで還相回向について多分誰もがびっくりする話をします。私もびっくりしました。 「千の風になって」という歌がありますよね。あの歌の歌詞は宗教的真実であるということです。特に原作者が書いた元々の詞は前回の記事で書いた「而今の山水は 古仏の…

回向 3 而今の山水は古仏の道現成なり

仏教の悟りには即身成仏、見性大悟、機法一体のような特別な悟り、また三法印や十二支縁起を知る悟りがありますが、決してこれらだけが悟りではありません。 何かを好きになったり、愛しいと思ったり、尊敬したり、称賛しているときはそれがどういうものかを…

回向 2 人間の本性は慈愛の心か

以前どんな生き物にも神の何らかの思いが込められていると言いました。確かに類によってそれらしさがありますよね。では人間らしさとは何だろうと考えましたがなかなか思い至りませんでした。若い時は文明的な創造が人間の優れた特性と思っていましたが仏教…

回向(えこう) 歌手やウグイスの回向

往相回向は浄土真宗の重要な教義で、還相回向に対する言葉です。中国の曇鸞によれば「自分の行じた善行功徳をもって他の人に及ぼし、自分と他人と一緒に弥陀の浄土に往生できるようにと願うこと」だそうです。 この解説は法華経に書いてある回向「願わくはこ…

神のことば、真言、呪文

ヨハネによる福音書に「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。」というキリストのことばがあります。 この場合の「わたし」はイエス(あの時代パレスチナで30年位生きた)のことだけを言って…

地湧の菩薩とイクトゥス

法華経に従地涌出品という章があり、そこには大地の下からおびただしい数の菩薩が出現した様子が書かれています。ブツダはそれらの菩薩をはるかな昔から導いてきたと言います。そしてこれらの菩薩がブツダの滅後に法華経を弘めることを予言します。 私はこの…

変成男子

20世紀にエジプトでキリスト教関連の写本群が発見され、その中に使徒の一人であるトマスにより書かれた「トマスによる福音書」というものがあります。 イエス・キリストの発言集だそうですが、その中に次のような場面があります。 ペテロがみんなの前で「マ…

失われた一匹の羊

キリストのたとえ話に「失われた一匹の羊」の話があります。百匹の中の一匹がいなくなったと。この百はもっと多い相当の数が予想されます。 アダムとイブの罪は全人類に広まったのですよね。場所により堕落した度合いが異なるにしても。そうすると罪から立ち…