kosame21のブログ 人生の目的

なぜ生まれなぜ死んでいくのかは決して永遠の謎ではありません。仏教はそれを説明しています。その具体的な説明を第一回「人生の目的」(2021.9.07)から第四十三回「新しい時代に向けて」までに書きました。どうぞ読んでみてください。

人生の目的

みなさんは人生には意味目的があると思いますか? そのようなものは無いと思いますか? 

今の私は人生には目的があると確信しています。自分自身で納得しました。「今の私は」と言いましたように以前の私は人生に意味があるなどとは全く思っていませんでした。

「全く」というのは少し違うかも知れません。ひょっとしたらほんの少しはあるかも知れないという感じでした。

二つの考えがあって、ひとつは、自分は死んで無になっても生きていた時に色々な人とやり取りし、お互いに影響し合ってそれが次世代の人達に受け継がれていく、だから自分の命も全くの無意味というものではない、という考えです。

もうひとつは、地球の生命は非常に長い時間をかけて進化発展してきたようであり、その進化発展に何か意味があって、今も最先端の人間が進歩発展しており、自分自身はその最先端ではないけれどもそれらを支える存在としていくらかは貢献しているかもしれない、だから全く意味がないこともないんだ、という考えです。

どちらもあとの時代に何かを残すという価値観であって、自分の小さな命などほとんど意味がないに等しいという思いでした。

あとに何も残さなかったら意味がないということですからね。

たとえば、ある島である集団が他とは全く交流がなく数百年生きてきて、ある時火山の大爆発とか大津波、あるいは致命的な伝染病などで全滅してしまったらその数百年の命は全くの無意味になってしまいます。

したがって「あとに何かが伝わる」という価値観はほとんど無意味なものでした。

ではそのような私がなぜ今は人生には目的があると確信するようになつたかを次回から書いて行きたいと思います。