「海とカニ」の話で、時々瞑想するといつも喜びと称賛の心がわいてくると言いましたが、「星空」の時もそうなります。今もこのふたつを時々瞑想しますが、やるたびに喜びの心に満たされます。たつたふたつだけでもです。
私は無数にあるイデアのほんの少ししかわかっていないのですが、神の智慧と慈悲の心は全てに行き渡っているはずです。カニと同じようにあらゆる生き物が何らかの意味、この世である地球での何らかの役割みたいなものを持っているに違いありません。
カニがカニだけの安産を守ろうとしているのではなく、この地上に生まれてくる全生物の安産を守護しているように、他の生き物もそれぞれがそれぞれの役割を持っていると思います。
トンビはなぜくるりと輪を描くのか、アリが地上をせわしなく行ったり来たりするのはなぜなのか。ミズスマシのような生き物がいるのはなぜだろう、ひょっとしたら名前に関係があるのでは?と考えたりしますがもうひとつわかりません。同じようにその他のあらゆる動物、また山川草木国土、風や雲などすべての現象に神の心が秘められているはずです。
一神教と多神教は決して矛盾していません。この宇宙の究極的な主宰者は唯一の神ですが、その心、精神、智慧、ことば、観念は多彩です。精霊崇拝、自然崇拝、多神教が本当の一神教です。
いわゆる老化現象も神が理想を描いているのです。ある僧侶が言っていましたが、もう十分見た十分食べたと目が弱り歯が欠けていくそうです。なるほどと思いました。
どうかみなさんも色々なイデアを考察してみてください。少しでも多くのイデアがわかれば自然が神の妙なる教えであることが証明されます。そしてそれだけ自然を愛おしむ心が増してきて、現在の自然破壊や環境汚染がどれだけ間違ったことであるかがわかります。