kosame21のブログ 人生の目的

なぜ生まれなぜ死んでいくのかは決して永遠の謎ではありません。仏教はそれを説明しています。その具体的な説明を第一回「人生の目的」(2021.9.07)から第四十三回「新しい時代に向けて」までに書きました。どうぞ読んでみてください。

モーセの律法は罪が増し加わるため

アダムとイブが禁断の果実を食べた時天使ルシファーが「(さあその知恵の木の実でもって)地に満ちて地を従わせよ。、、生き物をすべて支配せよ。」と言ったのだと思う。従ってこの言葉は創造神のものではなくキリスト教が云うサタンの言葉です。

モーセの神はこの天使ルシファーであり、モーセの律法は「この教えを守れば自分たちが滅びることはない。自然を征服できる、世界の支配者になれる」です。

このことは現代のあるユダヤ人が「我々が2千年近く祖国を持たず、世界に分散して生きてきたのに今だにユダヤ人というアイデンティティーを維持していられるのはひとえに律法を守ってきたからだ」と言っていることからも伺えます。またその富の力と文明の力でかなり世界を動かし支配しているのではないでしょうか。

二十世紀のユダヤフロイトは「モーセ」という本を書いていますがその中で「我々ユダヤ人にとってモーセが特別な存在なのではないか。彼に指導されることにより我々は理性的な存在になったのだ。そしてモーセはエジプトの神官か何かだったのではないか。」というような意味のことを言っていますよね。

私も旧約の記述からファラオの血を引く人間ではないかと思いました。つまりモーセは自分の宗教がエジプトの王室に受け入れられなかったので、奴隷であったユダヤ人に目をつけのだと思われる。そう考えると色々と辻褄が合う。

あの時代被支配者であったユダヤ人にとつてはモーセのささやきは大変に魅力的だったでしょうね。「私が君たちを指導してあげよう。私の神を信じてその教えを守れば君たちは絶対に滅びることはない。必ず世界の支配者になれる。」と言われたら奴隷の地位にいた人たちは相当に心を動かされるでしょう。このままでいるよりついて行ってみようと考えるのではないでしょうか。

私はいわゆる反ユダヤ主義ではありません。反モーセです。モーセの神は天地の主宰者ではなく、従ってイエス・キリストの示す神でなく、またアブラハムの神でもないという見識です。パウロの書簡にもあるように罪が増し加わるためのものです。

また悪魔がイエスを誘惑するくだりで「悪魔は世のすべての国々とその繁栄ぶりを見せて、【もし、ひれ伏して私を拝むなら、これをみんな与えよう】と言った。すると、イエスは言われた。【退け、サタン、、、、】」というところがありますが、このサタンがモーセの神です。(続く