kosame21のブログ 人生の目的

なぜ生まれなぜ死んでいくのかは決して永遠の謎ではありません。仏教はそれを説明しています。その具体的な説明を第一回「人生の目的」(2021.9.07)から第四十三回「新しい時代に向けて」までに書きました。どうぞ読んでみてください。

新しい時代に向けて

「人生の目的」について、私が仏教を学んで得た「生命観」「自然観」を色々書いてきました。

大乗経典の解釈や仮説に確信があるわけではありません。それらは別にして基本的な問題「なぜ生まれなぜ死んでいくのか、何のために生きるのか」「自然とは何か」「なぜ弱肉強食のような現象があるのか」また「本当の恋」「本当の自由、知性、創造」これらの答えには私は自信を持っています。

わかりにくいところもあったかも知れませんが、私の言いたかつたことの大体は理解してもらえたのではないかと思っています。もちろん理解はしても納得はできないというところもあったかと思います。それについては皆さんが自分で新しい価値観を考えてください。少なくとも考えていくための何らかの参考にはなると思います。

そして「これからの世の中をどのようにしていけば良いか」は皆さんでそれぞれ考えてみてください。具体的にどのようにすれば良いかは私には自信がありません。ただ食料を始めとして、生きるのに直接必要なものはできるだけ自分で作るような世の中、その方が良いのではないかとは思っています。

昨今の世相は暴力、差別、いじめ、貪欲、自然破壊の行為に満ちており、これでは余りにも生きる意味に反していると言えます。

私が今ひそかに期待しているのが「悟り世代」と言われている人たちです。貪欲さが無くブランド品を求めたりせず、実用的であればそれで良しとする人たちで、仏教で言う煩悩を離れた存在ということで悟り世代と言うのでしょうね。どういう時に幸福を感じるのかと聞かれると「インターネットで良いサイトに出会った時に幸福感を持つ」と言う人が多いようです。

私はこのような人たちに新しい趣味を始めてはどうかと提案します。菜園です。

実用的だし、自分自身で考え、計画し、工夫し、成果を得ることができるのですから思っている以上に面白いのではないでしょうか。

若い人で菜園を趣味にしている人はほとんどいないでしょうが、年配の人で野菜作りを趣味にしている人たちは、つまらないと言ってやめていく人はほとんどいないそうです。何冊かの本にそう書いてありましたしラジオでも聞きました。

土地が問題になりますが、国や自治体に要求してみてはどうでしようか。今耕作放棄地が相当にあるのでしょう。多くの人が要求すれば国や自治体も考えるのではないでしょうか。

贅沢をする、有名になる、権力者になる、歴史に名を残す、などは人生の目的と全く関係ありません。たましいが豊かになることが人生の目的です。健全な心身と健全な自然があれば誰もがよりよく生きることが可能です。

自然が神、永遠のブツダの妙なる教えであり、一日一日すべての行為や感情を大切にすることです。これらは普通の人なら誰もが可能なことです。「自分は何の取り柄もない」と自分を嫌い卑下していた人も、今は特別な才能などは全く必要ないということがわかったはずです。もし自分の良い想いや行いが他人に知られなかったとしても、たましいの奥の永遠のブツダは必ず記憶しているに違いありません。

私が話したかったことはこれで一応終わりですが、また時々に自分の考えたことを書いてみようと思っています。